おうちで焼き立てのパンが食べられるので人気のホームベーカリー。
食パンが焼けた、と思って蓋を開けたら何か小さい…膨らんでいなかったらショックですよね。
実は私も恥ずかしながらホームベーカリー歴は長く今まで数えきれないほど失敗しています。
ここではその経験からわかった生地が膨らまない時の原因と失敗しないコツをご紹介していきます。
そもそもホームベーカリーでパンが膨らむのはなぜ?
食パンを作るときの基本的な材料とその役割
<強力粉>・・・パンが膨らむには小麦粉に含まれるたんぱく質が水と結びついて形成するグルテンが不可欠。そのため基本的にたんぱく質が豊富な強力粉を使います。
<塩>・・・パンの味わいを深め生地を引き締めて歯ごたえを出します。ただし塩はイーストの働きを抑えるのでパンケースに入れるときはドライイーストに触れないように注意が必要です。
<乳製品(スキムミルク/牛乳)>・・・パンの光沢や風味を良くし、柔らかさを保ちます。
<砂糖>・・・イーストの発酵を助け、焼き色や風味を良くします
<油脂(バター)>・・・柔らかくツヤのあるパンに仕上げます
<水>・・・小麦粉と結びついてグルテンを形成するのに欠かせない材料
<ドライイースト>・・・パンを膨らませるために欠かせない材料。糖分と水、適度な温度で炭酸ガスを発生させてパンを膨らませます。
つまり
*「小麦粉+水」でできるグルテン
*ドライイースト
*イースト発酵を助ける砂糖
がパンを膨らませるために特に必要な材料なのでどれかが過不足だとパンの膨らみに影響がでます。
パンが膨らまない、失敗する原因は何?
パンがうまく膨らまない時、焼き上がりはこんな風になります
もちろん、食べられるのですが、せっかくならふっくらしたパンがいいですよね。
そこで、手作りパンの本やホームベーカリーの説明書をいろいろ調べてみると、
初心者が失敗する原因の多くは
・材料が正確に測られていない
・水温が適切でない
・入れる順番が間違っている
ということがわかりました。
特に初心者さんは材料がきちんと測られていないことが多いようです。
私もこれで大失敗していましたので体験談をご紹介します。
・材料が正確に測られていない
⇒レシピには大さじ〇、小さじ〇、〇〇mlと書いてあることも多いのですが
ホームベーカリーに付属の計量スプーン、計量カップでは正確な分量を量れません
レシピに「水 180ml」とあったのでとうちで使っていた計量カップにレシピ通り180ml 入れました
これを別の計量カップに入れると
なぜか160mlちょっとしかない。。。
計量カップは必ずしも正確に測れるものではありません。。。
次に、ホームベーカリーに付属していた計量スプーンにドライイースト1回分・3gのイーストを入れてみました
あれ?3gって付属スプーンすりきり1杯ではないのですね。。。
これが1回分・3gだと思っていたのですが。。。
このあたりのアバウトな計測がパン失敗の原因になっていたようです。
水、ドライイースト以外に塩も計量スプーンを使っていて多分多めに入れていたようなので
計量カップ、計量スプーンをやめたところきれいに焼けるようになりました。
失敗しないコツはあるの?
失敗しないコツ、秘訣は、
・「材料は0.1g単位で測れるデジタルスケールで測ること」です。
こちらのデジタルキッチンスケールなら0.1g単位で測れるので
基本レシピ以外のレシピによくあるドライイーストの「2.5g」「3.3g」などのレシピにも対応できます。
また、水や牛乳を容量(ml)で表示する「ml モード」もあるのがとても便利です!
計量カップで正確に測れるように水平に置いて見るのって大変ですよね。
その上、透明カップのものだと目盛りそのものがとても見にくくて、測りにくいですし。
デジタルキッチンスケールならそんなストレスから解放されます
まとめ
ホームベーカリーでの失敗、食パンが膨らまないのは原因は手持ちの計量カップや計量スプーンが正確ではなくきちんと測れていないことが原因のことが多いです。
解決するためにはきちんとデジタルスケール、キッチンスケールで測ることをおススメします。
皆さんがおうちでホームベーカリーでパンを作るときのお役に立てると嬉しいです。
0.1g単位で測れてml モードがありとっても便利。
もちろんパン作り以外に日々のお料理作りにもお使いいただけます。